来期から、飛ばないボールに変更のなぜ。

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来期から統一で、12球団みんなで使うらしい。

その詳細は、下記から毎日新聞より。

日本野球機構(NPB)は23日、来季からプロ野球の1軍の公式戦で12球団がそろって使用する統一球を発表した。ミズノ社製で、同社の従来品より低反発のいわゆる「飛ばないボール」。2年契約で、今年の秋季キャンプから使う。
 統一球は球の中心にあるコルク芯を覆う2層のゴム材に新開発の低反発素材を使用。ミズノによると、球速144キロ、スイング速度126キロで飛び出し角度を27度とした場合、飛距離は約109.4メートルで、同社が05年に発表した低反発球より約1メートル飛距離が短くなるという。

 縫い目は米大リーグの使用球に感触を近づけるため、幅を1ミリ広げて8ミリとし、高さは0.2ミリ低い0.9ミリに変更。牛革の使用範囲も背中側の部位だけから、脇や腹の一部にまで拡大。安定した量産体制のため、中国に生産拠点を移し、牛革や毛糸を国産から中国産に変えた。

 現在、1軍では4社が使用登録されており、球団が個別にメーカーと契約。複数の社のボールを使うチームもある。メーカーによって「飛ぶ」「飛ばない」の違いを訴える声があり、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の使用球との感触の相違も議論となっていた。そこで、加藤良三コミッショナーが今年1月に統一球の導入を提案し、6月の実行委員会で合意。各球団の使用状況や各メーカーの生産体制、品質管理などを調べた結果、ミズノ社製に統一することを決めた。

 加藤コミッショナーは「今のボールは飛びすぎるという声もあったが、(統一球で)飛距離は落ちる。国際試合での選手の違和感も少なくなることが期待できる」と話した。【立松敏幸】